建設業経理士2級取得のメリット

建設業経理士の資格は、建設業振興基金が行なっている民間資格です。

受験資格は特になくこの試験に合格すると、建設業に特有な会計処理方法などに

詳しいとされます。

国家資格ではございませんが、この資格を持っていることで企業側も入札が有利

となります。以下、本試験の概要についてご説明させて頂きます。

1.各級の試験内容

級の区分 試験内容
建築業事務士試験4級 簿記のしくみ
建築業事務士試験3級 建設業の簿記 原価計算
建築業経理士試験2級 建設業の簿記 原価計算 会社会計
建築業経理士試験1級 財務諸表 財務分析 原価計算

*建設業経理士試験1級の試験のみ「財務諸表」「財務分析」「原価計算」の科目ごとに合否判定

がなされます。

2.各試験の合格率(令和4年3月実施)

建築業事務士試験4級:77.8%

建築業事務士試験3級:58.3%

建築業経理士試験2級:33.8%

建築業経理士試験1級(財務諸表):21.2%

建築業経理士試験1級(財務分析):44.5%

建築業経理士試験1級(原価計算):15.2%

3.試験日程

設業経理士試験は、1~2級は年に2回(9月・3月)・3~4級は年に1回(3月)実施されます。

4,受験料

1級(1科目):7,410円

1級(2科目):10,600円

1級(3科目):13,680円

2級:6,280円

3級:5,250円

4級:4,220円

5.本資格を取得することのメリット

建設業の仕事は、国や自治体などが委託する公共工事がございます。

この公共工事の受注フローは、入札申請を行い、国や自治体などがさまざまな観点から審査

(経営事項審査)をしたうえで建設業者を決定します。

この審査で有利になる要素の一つが、建設業経理士(建設業経理士2級以上の合格者)が在籍

している建設業者。建設業経理士がたくさん在籍している建設業者ほど審査の評価が上がり、

落札の可能性が高くなります。

 

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