個人事業主様が建設業許可を実務経験で取得する際の留意点

個人事業主の皆さまへ

建設業を開業され１０年以上の経験をお持ちでらっしゃれば、そろそろ建設業許可の

取得もお考えかと思います。

一方で、国家資格をお持ちでなく、本当に実務経験のみで許可が取得できるのか？と

疑問を持たれている方も多数いらっしゃると思います。

本日は、実務経験のみで許可を取得する際に必要な資料・留意点につきご案内させて

頂きます。

結論から申し上げると、過去１０年分の請負工事の請求書・領収書等が１０年分必要とな

ってきます。１０年前の書類なんて、どこにあるか分からないとお困りの方も当然いらっしゃ

るかと思いますが、まずは少なくとも年間を通じ１件の請求書・領収等を探してみてください。

この１０年分の請求書・領主書で専任技術者の証明を満たすことが必要となります。

経営管理者としては、過去５年間の申告書で証明することが出来ます。

ここで留意点と致しまして、過去１０年のうち、例え数カ月でも他の会社に勤務された場合、

その間は、実務経験を証明する年数にカウントされません。

その場合は、更に過去に遡って、請求書・領収書の提出が必要となってきます。

どうしても、１０年前の請求書・領収書が見つからない場合、見積書等で代用が可能な

事例もございましたので、まずはご相談頂ければ幸いでございます。