事業承継・事業再編について

現在、事業承継・事業再編について、銀行等の金融機関のみならず、M&Aに特化した仲介業者が

多数存在します。

私が、銀行に入行した平成6年当時は、「M&A」といった言葉は、業務として知ってはいましたが、

現実的に業務に携わることはまだなかったと記憶しております。

ところが、今から10年前の40代で過ごした銀行員生活では、毎月の様に、こういった企業を買収

したい、後継者が不在のため事業の承継先を探して欲しいといった相談を受ける様になりました。

また銀行本部もM&A専門の部署のみならず、業種別にアドバイザリー業務を提供する専門の担当者を

配置する銀行も現在は、メガバンクにはございます。

現在、WEBでも専門の仲介会社が存在しますが、個人的に、事業承継・事業再編といった経営の根幹

に関わるテーマは、まずはメインバンクにご相談されるべきと思います。

理由として、まず企業買収となれば、相応の資金負担が発生し、借入が必要な場合が想定されます。

また、銀行は、具体的な顕在化したニーズのみならず、潜在的なニーズ、つまり将来的にはこの事業

の一部は売却を考えているといったニーズも蓄積しており、長期的な観点でも対応が可能となります。

何よりも、銀行には、守秘義務がございますので、外部に漏れることなく、案件を進めることが可能

です。

銀行員として、資金調達や海外進出支援等複数の業務に携わって参りましたが、私にとっては、

事業承継・事業再編等の業務は、経営の根幹に関わる業務でもあり、また法律・財務・会計等相当な

知識が求められる業務ではありましたが、銀行員として誇りをもって業務に従事することが出来たと

今でも自負しております。

 

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