業務改善助成金について
「業務改善助成金」は、生産性向上を目的とした設備備投資を取組み、あわせて各事業所の
最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資に投資した費用の一部を助成する
制度です。
上述の設備投資の例として、PCやタブレット、POSレジの新規導入、外部専門家による
既存業務工程の再検討等にかかる費用等になります。
①適用要件
- 中小企業・小規模事業者であること
- 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内であること
- 解雇・賃金引き下げなどの不交付事由がないこと
②助成額
助成金額は、生産性向上を目的とした設備投資等に投資した費用に対して、要件に応じた
「助成率」をかけた金額と、助成上限額とを比較し、いずれか安い方の金額となります。
たとえば、設備投資の金額が100万円で、助成率が9/10、助成上限額が230万円の場合、90万円
が助成されることになります。
更に助成上限額は、最低賃金の値上げ額によって、4つのコース(30円/45円/60円/90円)に
わかれています。そのコースに応じて、賃金を引き上げる労働者数ごとに助成額が変わってきます。
たとえば、「90円コース」の場合、1人引き上げると90万、10人以上では600万円が助成されます。
③申請期間
令和5年度の受付期間は、令和6年1月31日となり、事業完了期限は令和6年2月28日となっており
ます。
詳細につきましては、厚生労働省の「業務改善助成金」のページにてご確認ください。
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