建設業界の人材不足について①
本日は、建設業界の人材不足について、コメントさせて頂きます。
建設業就業者数の過去ピークは、バブル崩壊後の1997年の685万人とされており、
その後、長引く不景気、公共事業削減の影響から、年々減少の傾向が続いており、
2021年時点における就業者数は482万人とされ、ピーク時から約3割減少と
なっております。
特に、深刻な問題となっているのが、建設工事の直接的な作業を行う、技能を有する
労働者「建設技能者」の人材不足です。
2021年時点における建設技能者数の人材不足が約12万人とされておりますが、
この建設技能者数が2030年には約23万人不足と倍増が予想されております。
加えて、建設業界における固有の問題も注目されております。
それは「就業者の高齢化」です。
いわゆる、3K(きつい・汚い・危険)という建設業界に対するイメージが今日でも
若手の持つイメージであり、若手の建設業界に就職する人員が過去ピーク時の約6割
の4.4万人とされております。
つまり、建設業界においては、若手の人材を集めるのが喫緊の課題でございます。
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