銀行借入の審査期間
銀行借入の審査期間は、その融資案件が、支店長決裁か、本店決裁かによって異なります。
期間です。一方、本店決裁となれば、
要する場合もあります。
この支店長決裁か本店決裁かの基準ですが、
以下の基準で、判断されます。
まず、融資期間です。
運転資金であれば、3年以下で営業利益を直近決算期に計上し、
支店長決裁となります。
ただし、金利がかなり低い、返済が期限一括等通常の融資形態でない案件は、本店決済
となります。
次に資金使途ですが、本社建設、工場建設等の長期の融資期間を要する設備投資は、
原則、本店決裁となり、二週間~一ヶ月は、審査機関が必要となってきます。
ここで、なぜ、本店決裁となれば、時間を要するのかご説明させて頂きます。
銀行の支店で融資を受付した際、担当者はまず事前協議書を作成し、支店長まで回覧
します。ここで約2~3日日数を要し、回覧後に正式に稟議書を起案します。
予め事前協議書を回覧した際に、正式稟議申請時までに支店長から、稟議に必要な指示
が出されており、その指示を回答する形で稟議を申請します。
この指示に回答するのに約2~3日更に時間を要し、少なくとも支店長決裁であった
としても一週間~二週間、審査期間を要することとなります。
支店長決裁のうえ、本部へ稟議を申請しますが、本部の審査部では、まず審査役、
上席審査役、審査部長と決裁ラインとなっており、決裁に一週間~二週間の時間を
要することとなります。
よって、設備投資等大口の資金調達が必要な際は、少なくとも一ヶ月前、出来れば
投資の三ヵ月前を目途に、銀行担当者に相談された方が、よりスムーズに資金調達
が可能となってきます。
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