長期借入金を固定金利で調達する時のポイント

長期借入金を銀行から、調達する際、変動金利もしくは、固定金利での調達となります。

今年に入り、市場の金利が上昇しており、今後の長期借入金の調達に際して、固定金利を

検討される経営者の方も多いのではと思われます。

私が、銀行員時代にお客様にお話させて頂いた内容をご紹介させて頂きます。

まず、長期借入金の借入期間を検討致します。借入期間が、10年超かどうかが一つの目安

として検討致します。

一般的に、長期固定金利は、変動金利と比較して、0.5%〜1‰前後、金利が高くなりますが、

借入期間が10年を超える固定金利となれば、さらに0.5%〜1%前後金利が高くなってしまいます。

変動金利と比較すると1%〜2%程度金利が高くなってしまいます。通常、10年を超える長期借入金

の調達は、本社や工場等の設備投資となりますが、返済の原資となるのは、税引き後利益プラス

減価償却費となりますので、仮に長期借入金が10億円であった場合、初年度の金利負担が、

10百万円〜20百万円程度、負担となってきます。この金利負担をどう判断されるかが、

長期固定金利で調達すべきか分かれるポイントです。

次に、長期固定金利で調達し、投資の収支計画がある程度固まっている、もしくは、

10年先まで収支計画が読める事業であるケースです。

具体的には、オフィスや居住用マンションの建設がその一例です。

投資予定の近隣の家賃を参考に家賃設定を行い、段階的に家賃の下落、計画的な修繕費等コスト

計算は、可能ですのである程度の収支計画を読む事が可能となり、また将来の金利上昇リスクを

回避する意味でも、

長期固定金利で調達するメリットがあると思われます。

あくまで、個人的な意見ですが、今の金利が昭和後期から、平成初期のバブル期までの金利まで

上昇するかは、疑問です。

しかしながら、今の低金利が更に下がることは、現在の経済情勢を踏まえると現実的ではないと

思われます。よって、先程申し上げた、将来の事業計画の蓋然性に担保出来る企業であれば、

10年を超える資金調達を検討されるのであれば、固定金利での調達は十分検討すべきと個人的

には思います。

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