銀行担当者の人事異動に際して

銀行員の異動は、6·9·3月末が多く6月末に異動となった銀行担当者は、先週もしくは、

今週にかけ後任の担当者とお客さまの引き継ぎを行います。

基本的に営業日にして5日間、在籍した部店で引き継ぎを行いますが、事務的な引き継ぎ
もあり、実際にお客さまへご挨拶として引き継ぎが出来るのは、実質は4日間と
思われます。この4日間で担当先全てのお客さまにご挨拶出来ればいいですが、担当社数が、
100社を超える場合は、時間的には難しくなります。私が担当者の頃は、最大一日当たり
20社が限度でした。
挨拶だけであれば5分あれば十分ですが、新しい部店のご説明や後任の担当者の紹介等で
10〜15分はやはり必要となり、移動時間を含め一時間で3〜4社にお伺いさせて頂くのが
現実的でした。そんなバタバタとした引き継ぎですが、
気をつけなければいけないのが、引き継ぎが終わった後です。
新しい担当者は着任して、改めて担当先へ
お伺いさせて頂き、事業内容等担当するお客さまを知ろうとしますが、なかには、
引き継ぎ中に、融資の相談を受け、稟議作成にいきなり追われてしまう担当者もいます。
つまり、担当者が異動になり、新しい担当者へ確りと引き継ぎがなされているかがポイント
です。案件の有無に限らず、少なくとも旧担当者は、電話やメールで異動の旨を連絡し、
新担当者は、着任後、しかるべきタイミングでお客さまへご挨拶含め
訪問致します。しかし、うまく引き継ぎが出来ていない場合、新担当者の訪問がなく、
いつの間にか取引が疎遠になってしまうのがこの担当者の異動の時期でした。
そうなら無い様、日常の担当者とのコミュニケーションは、大事にされるべきです。
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