元銀行員による銀行借入の秘訣②

次に、では、普段からどうすればいいのか、何に気をつけなければいけないかについてお話します。

まず、財務諸表ですが、試算表と資金繰り表、銀行別の預金、借入残高表この3点は、必ず毎月作成

が必要です。銀行が融資を検討する上で、最低限必要な資料となります。

さらに言えば、単年度の事業計画、向3〜5年の中長期の事業計画の作成です。

少なくとも、単年度の計画な、年度初めには作成してください。経営者として、数字に強くなければ、

銀行はなかなか信用してくれません。

銀行から、融資を受けるには、決算資金、運転資金、設備資金等ありますが、比較的、融資を受けや

すいのは、決算資金です。

逆に難易度が高くなるのが、設備資金です。期間が、長期に渡り、また返済計画の蓋然性の検証が、

難しくなるからです。

しかし、確りとした返済計画、事業計画を作成していれば、そこはクリアされます。

ただし、設備資金について、基本、担保の差入が前提となります。

ここで、担保、保証について説明致します。

担保は、基本は、不動産が一般的ですが、売掛金や在庫を担保して差入る事も、現実的には、可能

です。

また、保証については、原則、経営者である社長個人の保証が必要となります。

この担保と保証については、一定の財務内容に到達するまでは、必要となります。

では、一定の財務内容とは、具体的に申し上げると、無借金で毎期、安定した利益を確保出来る水準

です。

また、無担保かつ無保証で融資を調達出来る水準になれば、市場からの資金調達、つまり株式上場も

視野に入れる事も可能となってきます。

株式上場企業となれば、対外的な信用力も圧倒的となり、資金調達のみならず、採用活動や、また新規

顧客開拓も、非上場企業とは、全く違う次元となります

株式上場については、また別の機会に意見を述べさせて頂きますが、銀行借入の秘訣については、
以上とさせて頂きます
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